少し前になりますが6DにMagic Lantern(マジックランタン)を入れてみました。マジックランタンはCanonの一眼レフで動作するファームウエア拡張ソフトです。
このマジックランタンを入れると通常使えなかった機能がたくさん使えるようになります。
※※注意 動作は保証されていません。導入は自己責任でお願いします※※
マジックランタン導入可能機種
2018/9/8現在
Canon Kiss X3 (RebelT1i/500D) 1.1.1
Canon Kiss X4 (RebelT2i/550D) 1.0.9
Canon Kiss X5 (RebelT3i/600D) 1.0.2
Canon Kiss X7 (RebelT4i/650D) 1.0.4
Canon Kiss X7i (RebelT5i/700D) 1.1.5
Canon Kiss X50(RebelT3/1100D)1.0.5
Canon 50D 1.0.9
Canon 60D 1.1.1
Canon 5D MarkⅡ 2.1.2
Canon 5D MarkⅢ 1.1.3/1.2.3
Canon 6D 1.1.6
Canon 7D 2.0.3
Canon EOSM 2.0.2
上記のEOS 一眼レフが動作確認されています。
カッコ内の型番は北米や欧州市場などで売られている型番です。マジックランタンは英語の情報が豊富にあるので日本語以外の情報を探す際参考にしてみてください。
マジックランタンはどのように使えるようにするのか
マジックランタンはSDカード上から起動・インストールします。
カードの初期化や最新のファームウェアにしてからインストールするなど手順があるので、詳しくは公式wikiなどを参考にインストールします。
ざっくり手順は
- バッテリーフル充電
- マジックランタンダウンロード
- ファームウェアを最新にする
- SDカード初期化
- 解凍したマジックランタンのファイルをSDカードに転送
- ファームウェアアップデート
以上の手順後に電源再起動後、ごみ箱ボタンを押すとインストール完了します。
※アップデート中にバッテリーが切れると不具合が生じる場合があるそうなので満充電にしておきましょう。
※何かの拍子で操作ができなくなったりした場合は電源オフ~バッテリーを抜きましょう。
マジックランタンは安全か?
有志による試行錯誤で作られたカスタムファームウェアのため100%安全ではないです。ただマジックランタンはカメラの中身を書き換えるわけではありません。SDカード上から起動、設定変更は行います。
どのような機能があるか
導入前に情報収集して気になっていた機能がいくつかありましたので紹介します。
フォーカスピーキング
ライブビュー時にフォーカス合焦位置に色がついて、ピントが合っている部分がわかりやすくなります。
インターバル撮影
通常カメラだけでは出来ないインターバル撮影ができるようになります。露光時間、インターバル時間、開始トリガー(どの操作後開始するか)など細かく設定可能です。
アドバンスブラケット(HDR)
8EV12連射まで可能で手軽にHDR撮影(合成)ができます。
さらにインターバル撮影(微速度撮影)と組み合わせることも簡単にできるようです。以下でKissX4で通常のインターバル撮影とインターバル撮影+HDRを比較した動画を見ることができます。
RAW動画
マジックランタンと言えばRaw動画。写真を撮るのと同じように動画もRawで撮ることができます。
ただしメディアの書き込み速度が影響するためCFカード対応機(5D系、7D)以外はサイズ制限などがあるようです。(動画はあまり撮ろうと思っていないので試してないですw)
ICICLE - 5D2 - MAGIC LANTERN - RAW from Mathäus Jagielski on Vimeo.
マジックランタンのRaw動画はこの辺でたっぷり見れます。
https://vimeo.com/channels/529954
https://vimeo.com/groups/magiclantern
その他
そのほかにも機能はいろいろありますがよくわからないものもたくさんあります(苦笑)その他使えそうだなと思ったのは、
- Magic zoom ライブビューに小窓ができて拡大プレビューができるようになる
- Display Gain 真っ暗な場所でも+7EVまでライブビューで見れるようになる
以上、ざっくりですがマジックランタン導入時のメモでした。
何度もいいますがインストールする方はくれぐれも自己責任でお願いします。
参考リンク
Magic lantern公式
ダウンロード
Wiki(インストール)
Wiki(FAQ)
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